ホーム > 美術館について > 飯田市川本喜八郎人形美術館について
飯田市川本喜八郎人形美術館について

美術館外観

高い芸術性を備えた人形アニメーションを生み出し、NHK人形劇「三国志」などで多くのファンを魅了した人形美術家・川本喜八郎。

川本氏は1990年、飯田市で毎年夏に開かれている人形劇カーニバル飯田(現・いいだ人形劇フェスタ)で行われた人形劇「三国志」公演に合わせて、初めて飯田市を訪れました。その後、江戸時代に上方の人形遣いを迎え入れて人形芝居の教えを請うた飯田の古(いにしえ)の人々や、人形に情熱を傾ける今日の飯田の人々が発した「人形が生きている」という言葉に深い感銘を受けます。

人形の魅力をこの言葉で表現できる人々の住むまち。この飯田こそ「人形たちに一番ふさわしい場所」と、「三国志」「平家物語」などの人形を飯田市へ寄贈しました。

飯田市は「人形劇のまち」の新たな拠点施設として、交流人口の創出や人形劇文化の振興を目的とした美術館を建設。2007年3月に開館して川本氏は館長に就任しました。美術館は、飯田市のシンボル「りんご並木」に隣接した再開発ビル内という立地から、まちづくりや観光振興への寄与も期待されています。

人形劇のまち飯田

古来、東西交通の要衝として栄えてきた飯田市は「人形劇のまち」としても知られています。市内では黒田人形、今田人形の2つの人形芝居が活動を続けていて、それぞれ300余年の歴史を重ねてきました。

1979年、「人形劇カーニバル飯田」という新たな人形劇の風が起こりました。1999年に「いいだ人形劇フェスタ」と改称したこのイベントは、人形劇を愛する人々の心に育まれ、国内最大の人形劇の祭典へと発展。2013年に35周年を迎えました。毎年8月に行われるこのフェスタは、「人形劇のまち飯田」の顔となっています。

いいだ人形劇フェスタの様子(江戸糸あやつり)


ホーム美術館についてお知らせ利用案内展示案内交通アクセスリンク集